善と悪とは?自分とは?-香月日輪氏新シリーズ!
Filed Under (ブランディング, 児童書) by aqualuna on 24-01-2010
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僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫) 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-01-23 |
とうとう出た!香月日輪氏の待望の新シリーズです。
いきなりですが・・・香月日輪氏の作品が大好きな私としては、このシリーズも最高です。
角川文庫から発売されていますが、元は「チャレンジキッズ5年生」に連載されていたということで、間違いなく、児童書ではあります。でも大人にこそ読んで欲しい本なんです。
主人公は「よくできた」品行方正、まじめな一家の長男である小学校6年生。絶対的な存在である父、尊敬し母お会いする。「尊敬する父」というタイトルの作文で表彰される「よくできた弟」、可愛らしい妹。そんな家族にちょっとした違和感を覚える。しかしその違和感、もやもや、でも原因はわからない。そんな中、父が忌み嫌う亡き祖父の幽霊に出逢う・・・。
そんなお話。亡き祖父との出会いから、「自分らしさ」を知っていく主人公。世の中の常識、優しさ、正しさ、品行方正だといわれているようなこと。違和感を覚えず、そうした考えを押しつけられている現実。それは良いことなのだろうか。「善とは何か、悪とは何か」。善とは良いことで、悪とは悪いこと、それで正しいのか。
既刊「妖怪アパートの幽雅な生活」以上の哲学度というか「自分を見つける度」がパワーアップ(笑)
「妖怪アパート」のメッセージが「世界は果てしなく広い、だから肩の力を抜いていけ」だったならば、こちらは「世界は果てしなく広い、だから自分らしくいけ」な感じでしょうか。
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