目的意識の重要性と世界の中のニッポン-議論する力 大前研一氏

Filed Under (ブランディング, 世界情勢, 目標, 雑誌) by aqualuna on 13-10-2009

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amazonで見つけられなかったので、画像はのちほど貼り付けるとして、
THE 21の25周年記念特大号を読んでいます。

今回のテーマは「一流の「成功」習慣」

まだ、読んでいる最中ですが、
大前研一氏の新連載「世界で活躍するための「コミュニケーション」術」が
とても興味深かったので、少しご紹介。

第1回目は「議論する力」。

人材力の低下が世界の中のニッポンの地位が落ちていることの原因だとして、
英語ができれば海外で通用するわけではない
コミュニケーション力が必要なのだと書かれています。

世界の中のニッポンという感覚の欠如が・・・

この中で、私がとても興味深かったのはこんな一説。

「海外などに目を向けなくても、日本で幸せに暮らして行ければそれでいいじゃないか」
と考える人が増えている。しかし、そうした考えはきわめて危険だ

ということでした。

私は今、国際ニュースの現場で働いているのですが、
実際、日本のニュースを主にやっている時の感覚は
海外ニュースは視聴率がとれない
つまり、海外ニュースに人々は感心を持たない、ということでした。

もちろん、マスコミという立場ですから、
ニュースはどんなニュースでも伝えなければいけません。
でも海外ニュースは「視聴率につながらない=視聴者の興味がない」
ということで、ごくごく短く伝えるだけになってしまっていました。

今も極端な話、例えばポーランドの選挙の特集などをやったときがありました。
ポーランドの選挙の結果なんて、正直言って知らなかったとしても、
問題なく生活できるわけです。

昨日も北朝鮮はミサイルを発射したとみられるというニュースが飛び込んでくる。
北朝鮮やイランやオバマ大統領や、なんとなくキャッチーで変わっていて面白いものは
視聴率もついてくるから、民放を中心にがんがんやる。
でも、これが世界の中のニッポンという意識で見ているかというと、
基本的にそういった報道ではない。

国際の現場に入ってみて、ようやく私も世界の中のニッポン
こうしたことが政治にいかに直結しているのか
本当はどれだけ重要なことなのか
はじめてわかってきた、だけど、これって普通に生活していたら関係ないよな・・・
そんな風に今でも思うことがしばしばあります。

海外で起きたことなんて、結局は「対岸の火事」。
そうした感覚なんですよね。
でも実は、いろいろなことが、政治や私たちの生活にもかかわってきているのですが、
直結していない分、肌感覚として得られないわけです。

そうしたことが、日本の衰退の原因のひとつなんじゃあないか、そう最近は感じます。  

世界で通用する人間になること
大は小を兼ねるじゃあないですが、日本でも世界でも通用する考え方を持つこと、
この重要性はとても大きいと思います。

議論を詰める力の前に目的意識かも?

また、大前氏はこの連載の中で、
「議論する力」「議論を詰める力」が圧倒的に不足していると語り、
「議論する力」とは
「説明力」「聴く力」「質問する力」で構成されていると書かれています。

◆相手の話、意見や主張に耳を傾け理解する
◆相手の話のサマリーを作り「こういうことですね?」と質問する
◆どこが自分の主張と同じで異なるかを整理し、反対意見の部分を重点的に話し合う

まさに納得です。

この話の中で大前氏は中曽根康弘元首相が会うと必ず、
この問題についてどう思いますか?と質問し、確認し、
理解が違えば、どこが違うか納得するまでこれを繰り返す
素晴らしい理解力の持ち主だったと書いておられます。

自分も見習いたい!と、そう思っているのですが、
中曽根元首相が質問できるのは、やはりいろいろなことにアンテナを立てていたこと、
そして私はもちろん元首相を存じ上げませんが、
政治家としての目的意識がしっかりされていて、
いろいろな問題について考えていたからではないでしょうか。

私自信が今「目的意識」をすべてにおいて持とうと思っているから
こういう風に感じるというのもあるのですが、
情けない話、私が今、もし、大前研一氏にお会いする機会があったとして、
何について質問できるか、と考えると大いに疑問です。

議論をする力の前に、自分がいずれどうなりたいのか、
どのように社会に貢献していきたいのか、
そんな風な目的意識がないと、やはりいざというとき、何もできないのではないかと思います。

目的意識さえ持てば、動くモチベーションにもつながる。

読書も、勉強も、もちろん仕事もプライベートも。

こんな風に書いていたら、以前読んだ、
7つの習慣という本とスケジュール帳のフランクリンプランナーを思い出しました。

私のGTD(Getting Things Done)の原点でもあるんですが、
最近、ToDoに追われて、優先順位は高いはずなのにやらなくてもいいや・・・ということが、
少しずつ増えてきてしまっているように思います。
ここはもう一度、目的を確認して、いつでも、どんなときにでも、
用意ができている人間になりたいなぁと思います。

 

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  • monta777

    おひさしぶりです。
    いつも就寝前に楽しくよんでます。

    ”世界の中のニッポンという感覚の欠如が・・・”
    このトピック凄く同感してます。 私も暫く日本を出てましたが、帰国した時に強く感じた事です。  TVは1996年以来、略みていませんが、対岸の火事な空気は肌で感じています。
    この先の日本、危ない路線を辿る一方ですね。
     このままの日本は沈没な感じですが、まずは大人の意識改革と子どもの再教育でしょうね。

  • montegucci

    私が 中国にいる理由も
    まさに
    「海外などに目を向けなくても、日本で幸せに暮らして行ければそれでいいじゃないか」
    と考える人が増えている。しかし、そうした考えはきわめて危険だ」
    と思っているからです。
    日本にいれば それなりだったと思いますし、会社やいままでの実績を捨ててまで
    来る必要があったのかと中国人にも質問されます。
    逆に 本当は悪いことをして逃げてきたのではないかと疑われているような気配さえ感じますがww
    今の日本国内では先が見えません。いくら声高に叫んでも 従業員や家族まで
    「なんでそこまでしないといけないの?」と言われてしまっていたのです。
    私は 「先が見えないから 可能性が低いから 世界が動いているから」と答えるのですが みんな理解してくれませんでした。

  • http://www.aqualuna.jp/ Wakako Sugawara

    長らく気がつかずにごめんなさい。
    やはりそうですよね。
    私自身、バラエティや国内情報系にいた頃は、
    「海外ニュースは視聴率が取れないから・・・」そんな風に思って、
    おざなりになっていました。
    国際ニュースにかかわってみると、日本の遅れていることがわかり、
    かなり驚いています。

  • http://www.aqualuna.jp/ Wakako Sugawara

    結局、海外のことなんて「対岸の火事」でしかないんですよね。
    政治などがどれほど世界と結びついているのか、気がつくこともないし、
    確かに何も知らなくても、日本では生きていけます。
    でも、それでいいのか?
    確実に、それではいけない時代なのではないかと思います。
    このあたりを、明確に人に訴えていけるようになれたらいいなと
    そう思います。
    中国のこと、ぜひいろいろと教えて下さい。