【国際ニュース】北朝鮮と安保理

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北朝鮮のミサイル発射問題。
安保理の緊急会合で話し合いが続いていますが、ミサイルの発射に関してはある意味わかりやすいけれど、国際問題になるとわかりにくい?

ということで、簡単に説明してみましょう。

米国務省高官は6日、北朝鮮のミサイル発射に対する国連安全保障理事会での対応について「形式にこだわるべきではない。文言の強さが重要だ」と述べた。当初目指した新たな決議の採択を断念し、議長声明などの形を受け入れる可能性を示唆したものだ。

[From asahi.com(朝日新聞社):対北朝鮮の安保理対応、米高官「形式にこだわらない」 – 国際]

以下、解説は折りたたみます。

安保理会合での焦点は?

一番の焦点は2006年の国連安全保障理事会決議1718号。
外務省のサイトにこれの全文の和訳がのっていますが、
この「北朝鮮が、弾道ミサイル計画に関連するすべての活動を停止し」という部分に抵触しているかしていないかということです。

昨日から「ミサイル」ということで報道もはじまっていますが、北朝鮮が主張しているのは「人工衛星」だということ。
そのため、日本の政府は「飛翔体」という言葉を使っていたのです。

人工衛星かミサイルか?

「ミサイル」という報道がはじまりだしたのは、「人工衛星」としては失敗だったのではないか?という情報が出てきたためです。

人工衛星にしてもミサイルにしても、運ぶロケット部分は同じ。
弾頭に何が積まれているか、それが衛星であって、衛星軌道にのせるべく打ち上げれば人工衛星になります。
北朝鮮は……というか国営メディアはですね、「人工衛星は成功」「金正日総書記らをたたえる歌を地球に向けて流している」と報道しています。

で、最初の焦点に戻ります。  

「弾道ミサイル計画に関連するすべての活動」
この「関連する」という部分に、「人工衛星」であれば「平和利用」「宇宙開発」なわけで、これが「弾道ミサイル計画」にあたるのか、あたらないのか、で問題がわかれているわけです。

「人工衛星」だったとしても技術は「弾道ミサイル」と同じ
と受け取るのか、
あくまでも「宇宙開発」ととるのか、ということです。

主な各国の反応は?

見事に単純化して説明してしまうと、
 強い姿勢:日本・韓国・アメリカ
 慎重姿勢:ロシア・中国

こういう状態で緊急会合を行っています。

新たな決議を採択するのか
それとも議長声明にとどまるのか

今日の朝日新聞にのっていたのはこの議長声明にとどめるかも?という記事だったわけですね。

どちらかというと、アメリカは全方位外交を展開するとみられていて、
そうすると中国やロシアの反応を気にしながら動くため、
議長声明にとどまってしまう?との見方もでているというわけです。

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