毎日新聞社
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あさのあつこ 新境地のファンタジー第一部
評価:★★★★★
まだまだ何も明らかになっていない第1巻。
面白くなりそうとの予感に星5つの評価。一気に読んでしまいました。
まだまだ序章のため、ストーリーは書きにくいですね。
2人の主人公が別々の場所で別々のストーリーを奏で、人物紹介などをおこなった上で、とうとう出逢う、それがこの巻。まずはウンヌの村で最下層にいる男の子が主人公。厳しい身分制度、村の外にはマノモノと呼ばれる「ヒト」がいる……と言っていることから、人間ではないのだろう。明かされてはいない。もう一人は現代の都会の少年。いじめにあい、不登校となっている。ひょんとしたことから、雲濡(うんぬ)という言葉を聞き、興味を持っていく。
ウンヌという場所で不思議に出逢い、どうやら同じストーリーをおっかけていくことになりそう。
ウンヌの村での話は、最初は動物が擬人化されているんじゃあないか?
と思っていました。
でも読んでいる内に、それにしてもおかしいな?と思いはじめました。
動物の擬人化だと考えると、とても無理があるんです。
結局、なんなんでしょうね。次の巻が気になります。
ミヤマというタイトルにある言葉も、私としては沖縄なイメージだったんですが「深山」だということでした。
冒頭の話もとても引きつけられます。
なんだかよくわからないけれど、ヒトではないのだろうと思います。
そして、人間の環境破壊などを想起させるような気がしました。そういう教訓が含まれるお話なんじゃあないかと。
ヒトをマノモノと表現すること、外は危ない、など、
冒頭の雰囲気は江戸時代の雰囲気だけれども、何となく現代な感じもする。
そんなテイストが、現代なのかもしれないけど、ヒトのお話ではない、そんな風に思えるのでしょう。
私としては、あさのあつこ氏は「No6」と読み切りのものを何冊かしか読んでいないけれど、現代の問題をファンタジーとして描くのが上手な作家さんだと思います。
現代の問題を感じさせつつ、ストーリーにのめりこませてくれます。
もちろん、ストーリーは展開しはじめたばかり。
これからどうなるかはわかりません。それでも、面白いかも!?と思わせてくれるこの雰囲気が、先が気になる!と思わせてくれるところが、私にはかなりおすすめです。
毎日子ども新聞かなにかに連載されているということで、児童文学なのでしょうが、思いの外、文字も大きいわけではなく、大人にも読みやすいのではないでしょうか。ぜひぜひおすすめです。
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